子連れ出勤を目指して自宅開業をするメリットとデメリット





今話題になっている「子連れ出勤」

保育園の待機児童問題が中々解決しないこの世の中で

働きたいお母さんたちのために法改正をしようという声が上がっています。

世の中の意見としても賛否両論あると思います。

そんな中でよく言われることが「子供が小さいので保育園に入れないから自宅でネイルサロンをしたいんだけど可能でしょうか」

私自身が自宅開業と言うこともありこの質問は本当によく頂きます。

今回は子連れ出勤問題に交えて自宅サロンを子連れでするにあたってのメリットとデメリットについて話したいと思います。




まず私がなんでネイリストになろうと思ったのかと言うと、離婚きっかけで子供も小さく面接でもシングルマザーと言うだけで落とされてきました。

「子供熱でたらどうせ帰るんでしょ??」

「残業できないのは無理です」

「土日出勤できないとダメです」

そんな中やっと受かった企業でも保育園から呼び出しがあると
「面接の時どうにかするって言っていたけど結局帰るんだね」と言われたこともありました。

そんなことが続き自宅で仕事がしたいということからネイルの勉強を始めました。




その時は子連れ出勤賛成派で、自分もいつか子連れでも働けるような会社を作って見たいと憧れていました。

今もその考えは変わっていません。

ただ、実際今自宅サロンをやっていて子連れで仕事をすることの難しさを体感しました。

私が自宅サロンをオープンさせたのは子供が5歳の時でした。

メリットとしては仕事の合間に仕事のことができたり、保育園や学校の行事ごとに自分でシフトを組んだりできることで、病気になっても部屋に寝かせたまま仕事ができることです。

その点で憧れて自宅サロンをやりたい方も多いと思います。

そこでデメリットです。




子供は「仕事」と言うものを理解できません。

それは歳が小さければ小さいほどそうだと思います。

私は子供が帰って来てからも仕事を入れていたので時間帯によっては子供も同じ空間に同席させていました。

子供にとっては「職場」じゃなくて「家」なんです。

私の事は「店長」じゃなく「ママ」なんです。

なので接客中であろうと欲求を満たして来ようとします。

「おなかすいた」

「つまんない」

「テレビじゃなくてDVDみたい」

接客中に容赦なく言ってきます。

どう思いますか?




職場で完全に仕事モードの状態でお客様を目の前にしてどのように対応しますか??

その欲求はお子様の年齢が小さければ小さいほど我慢もできません。

お客様サイドだってすべての人がお子様に理解のある人とは限りません。

自宅サロンでもこのように感じるのにそれが他の職員もいる職場だとますます難しくなりますよね??

幸い私は子供が小学生になりこちらの意見も理解できる歳にこの問題に直面しました。

なので真剣に話し合い、これが仕事と言うことでそれがないと生活できないことを何回も説明しました。




私は自宅開業したい理由は「子供を鍵っ子にしたくない」と言うことでした。

なので今のスタイルは子供の理解もあればとても働きやすい環境でもあります。

ですが個人的の意見でいうと小学生未満のお子様がいるのに保育園などにいれないでの自宅開業はとても難しいと思いました。

今回の子連れ出勤の問題もただ職場に子供を連れていくというのであればそれは反対です。

子連れで出勤して同じ空間に業務にきたさない第三者が面倒を見てくれる託児所やシッターさんを兼ね備えた企業を増やすべきだと思いました。

実際に体験したからこそ子連れでも働きやすい職場を作る夢が膨らみましたが、現実は難しい事も多いと思うのでこれから開業を考えている方も一度見直してみてはいかがでしょう?

少しでも働くお母さんとそのお子様が過ごしやすい世の中になりますように。



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