グリーンネイルの季節になりました。緑膿菌とは





6月も終わり梅雨のシーズンは終わりに近づいていますが、これからの時期気を付けたいのが

グリーンネイルです。

グリーンネイルとは地爪とジェルネイルの間にリフトなどでできた隙間に水分や汚れが入り込み、密封されることによって緑膿菌という菌が繁殖してしまうことを言います。

特徴としては名前の通り爪の色が緑色になる症状です。

ジェルネイルをしていると最も感染するリスクの高い症状です。

オフした時に地爪が緑色になっていたことありませんか??

そしてそれを発見した時にお客様にどのような説明をしていますか??

正しい知識でお客様のケアをできるようにしましょう。

まずよく間違えているのが、グリーンネイルはカビではありません。

緑膿菌という菌は人の皮膚の表面や自然の中にいる菌です。

カビ菌は有毒なガスを出したりするものもいますが、そのたぐいの菌ではありません。




爪とジェルの間に隙間ができて、そこに水分が入ると、体温で適度に温まり程よい湿り気を保つことができます。

そうすると緑膿菌の住み心地のいい空間ができてしまうということです。

感染能力もそこまで強いものではないので、水虫のように触ったから移るというものでもありません。

ですが、可能性は0%ではないので、グリーンネイルの施術をした際はファイル類は処分し、器具はすぐに消毒しましょう。

緑の部分が残っている限りはずっと緑膿菌がいると思われがちですが、一度緑に染まってしまった部分は菌がいなくなった後も着色してのこってしまうので、伸びきるまでは緑色のままです。

ではグリーンの人が来たらどのように対応したらよいのでしょうか??

多くのサロンはそのまま完全オフして病院にいってくださいというと思います。

でもせっかく時間を作ってジェルをしに来ているのでお客さんはジェルを乗せてほしいと言います。

緑膿菌は乾燥させればいなくなります。

なのでグリーンの部分だけ一日乾燥させてからであればジェルを乗せても悪化したということはありませんでした。

ただし、万が一悪化したら困るので、緑色になっているところが見えるようなデザインにしていただきます。

そして緑の部分が広がったり、色が濃くなったりした場合はすぐに来店してもらうという条件にした方がいいでしょう。

そもそも菌も生き物なので密閉した空間では生きられません。

なのでしっかり地爪とジェルを密着させていればその後増えることはありません。

あとは、手汗をかきやすいひとや、抗生剤、抗がん剤など抵抗力が落ちている人も感染しやすいです。

最近ではグリーンネイルに対する溶剤や抗菌剤入りのジェルもありますので、正しい知識とケアでしっかり対応してください。



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