繁華街近くのネイルサロンで働いている時のお客さんのほとんどがキャバクラ嬢の方たちでした。
自分も学生時代に少しだけ水商売を経験してみたことがありましたが、そのころはお酒を飲んで男の人に媚びを売る仕事だと思っていたので、自分には向いていないと思いすぐにやめました。
ネイリストをやる前は普通に企業に勤めていた時期があったのですが、その付き合いで女の子が接客してくれるお店に行く機会が何回かありました。
でもこの年になって、お客さんの立場で見ていると私の想像していた「お酒を飲んで男の人に媚びる」という仕事よりも、最上級の接客業だなと感じました。
そしてその接客のテクニックは、どの接客業にも通用すると思いますので、私なりの解釈でお話します。
まず、よく話を聞いてくれます。
酔っ払いは特に喋りたがりの方が多いのですが、どんなくだらない話もちゃんと相槌を打って真剣に聞いてくれます。
人間は自分の事を話すことでストレスを発散させますが、聞く方はどちらかと言えば負担になります。
なのでお客様がたくさん喋ることをしっかり受け止めてくれるとうことでお客様も満足してくれます。
次にその中でお客様を否定することはしません。
逆に褒めたり励ましたりします。
褒められて嫌な気持ちになる人はいません。
逆にそれは違うと否定されてばっかりだと喋る気もなくなってしまします。
お客様の気持ちを汲み取ってあげるのがとても上手なんです。
そしてその会話を忘れないということが大切です、
次来た時に前回の事を覚えてくれているだけで、自分の事をしっかり見ていたんだなと好印象になります。
好みや趣向などもうまく聞き出したりしてしっかり記録しておくことが大切です。
次回もまた自分のところに戻ってきてもらうために連絡先を渡して、こまめに連絡を取ります。
印象をのこしておく事で、また会いに行こうをと思わせるんです。
ざっくりとした流れですがいかがでしょうか??
ネイリストもですが接客関係や営業関係で必要なことが凝縮されていますよね??
時間の施術の中でお客様との会話で必要な技術ですし、カルテにその内容を記録しておくことも大切です。
そして沢山あるサロンの中から「あなたにしてもらいたい」という印象を残していくことも重要となります。
そのためにDMやメールを送ったりしますよね?
その小さな気配りで自分を覚えていてもらうことが大切なんです。
お客様のキャバクラ嬢の人からも沢山お話を聞きましたが、その接客術に加えて女性らしい美しさが伴っているので
男の人たちはお店に行きたくなってしまうんだろうなぁと痛感しました。
私もそのような魅力的なネイリストになれるように精進しなければいけないですね。