自分でサロンを持つとなった時にコンセプトを決めると思います。
他のサロンにはない〇〇がうちにはあります！
なのでぜひ来てくださいね！
と胸を張って言えるコンセプトや特徴をまず考えて開業すると思います。
そのコンセプトがお店のうまくいくかどうかの明暗を分けるとも言えます。
そんなコンセプトについての特徴を今回は説明していきたいと思います。
コンセプトの大切さ
コンセプトの決め方
コンセプトとは「どんなお客さんに来てほしいのか」をテーマにすることが大切です。
例えば
「日常を忘れて非日常的な時間を過ごしてほしい」
「忙しい時間の隙間を埋めてあげられるスピード感」
などお客さんが自分のニーズに合っているかを見定めてお店を選びやすくする看板のようなものです。
となった時に思うのが
「色んな人が色んなジャンルでもOKなお店」
のように万人誰にでも受け入れられるお店にしてくれれば誰でも来てくれるんではないかと思う人も多いと思います。
しかしこれが一番失敗しやすい例です。
特にネイルサロンのように固定客を扱うお店はコンセプトがぶれると固定になる確率が低くなります。
このお店の〇〇じゃなければ嫌だ！と思わせるコンセプトを考えましょう。
他のお店との差別化を図ろう
まず自分のお店を出す地域の他のお店をリサーチしましょう。
例えば周りにラグジュアリーなOL向けのお店がたくさんあったとして、あえて同じようなコンセプトにしたとしたらどうなるでしょう。
お客さんはそのあたりを転々として固定になる確率が減ります。
そんな中に主婦層に向けたサロンを出したら、OL向けでなかなか手が出なかったお客さんの目にとまります。
他のお店にはないこんな〇〇を求めている人は必ずいます。
ネイルする人＝オシャレな若い子
という固定概念外は捨てていろんな人がいるというところに目を向けてみてください。
地域性を見極めよう
地域によって求められるニーズは異なってきます。
郊外なのに駐車場がない
住宅街なのに深夜営業のみ
などどう考えても地域に合っていないコンセプトは集客が見込めません。
出店する地域のお客様の人種を見極めましょう。
私は繁華街で働いて今は住宅街にお店を構えていますが、人柄も金額もデザイン性も全く異なります。
その地域性によってもメリットデメリットがあるので自分のコンセプトに合っている地域に出店を考えてみましょう。
繁華街に出店する人のコンセプト
特徴
繁華街に出店するというメリットは人の集まる場所なので多くの方に目が留まりやすいということです。
職場としても密集している地域なのでお店の開店が遅めでもOKです。
その代わり仕事帰りに寄りたい方が多いと思うので遅くまで営業しているといいですね。
比較的独身の女性やバリバリのキャリアウーマンや水商売の人が多いので値段単価が高めでも集客が見込めます。
ラグジュアリーな高級感が好まれるので内装などにも非日常感を出しましょう。
デメリット
なんといっても家賃が高いです。
一等地であるほど人の目には留まりますがその分家賃もとても高くなります。
内装もしっかりと整えないといけないので内装費や装飾品も結構お金がかかります。
また深夜営業のデメリットとしては時間にルーズな人が多くなるという点です。
こちらは個人的な経験上ですが深夜帯を好むお客様程ドタキャン率が高かったです。
住宅街に出店する人のコンセプト
特徴
住宅街でネイルサロンを探している人は自分の家から通いやすいとこを探している人が多いので固定客になりやすいです。
また車で移動したい人が多いので住宅街で出店する場合は駐車場は必須です。
私は今このスタイルで早朝営業をしていますが早朝営業で来店されるお客様はほんとに人柄がいいですしドタキャンもほとんどありません（寝坊は多少ありますが笑）
比較的アットホームな雰囲気が好まれるので自宅の一室でも通ってくれる人が多いので家賃は格段に抑えられます。
デメリット
デメリットはなんといっても目に留まりにくい事です。
人通りが多い場所でなく、ましてや自宅の一室だとまず初見では見つけられません。
なので人伝えで宣伝してもらうか検索サイトに登録するかしなければいけないので広告費がかかります。
そして即効性はあまりありません。
繁華街であれば新しければ新しいほど人が来ますが、住宅街でひっそりとなるとみなさん様子を伺います。
なので元から固定客を持っている人か即効性がなくても困らない人にオススメです。
おわりに
コンセプトはお店の看板です。
なんでこのお店を選びたいと思ったのかというお客様の立場に立って
芯のあるコンセプトを決めれば必ずそれを求めてくる人はいます。
今一度かんがえてみてはいかがでしょう。