ジェルネイルが浸透してきてほとんどのお店がジェルを導入していると思いますが、ジェルネイルが出てくる前はスカルプチュアでネイルをするのが主流でした。
そのころからネイルをやっている人に特に多いのですが、ジェルをやったらすぐに折れてしまって地爪がボロボロになってしまったのでスカルプでの長さ出しができますか?というお問合せをいただきます。
でもそれは果たして正解なのでしょうか??
私のお店ではスカルプチュアの商材はあるのでできないことはないのですが、上記のようなお問合せをもらったときはジェルで長さ出しをしています。
大体そのようなお問合せをもらう方は、スカルプの硬さに慣れてしまっていてジェルをつけてからも同じような扱いをして折れているか、ジェルネイルの技術が悪かったかです。
スカルプチュアは確かに硬さが出るのでつけた直後は治った感じがあるので手っ取り早いですが、地爪が薄くなっている上に硬すぎるスカルプを乗せても土台が支えきれないので、折れてしまいがちです。
そしてスカルプを装着する際にがっつり削りますし、密着させるためにプライマーをつけたりと地爪にはあまり優しくはないと思います。
それなら薄くなっている先端をカバーするようにジェルで数ミリ長さを出して地爪をのばしていった方が、後々ネイルを続けていくということを考えてもいいと思います。
スカルプチュアはネイリスト検定1級の試験項目でもあるように技術が必要になるので上手なネイリストさんに当たっていた方が多く、激安の店舗でジェルに切り替えた途端すぐ取れた=ジェルってスカルプより良くない!!と思う方が多いみたいです。
酷い人だと3日で取れて、キューティクルケアがとても痛くて、ジェルってこういうもんだと思ってたからスカルプに戻したいんです。という人もいました。
そのように思っている人はちゃんとしたサロンも沢山あるのでぜひサロンを見直してください。
ただ、ジェルでの長さ出しのデメリットとしては最大でも5ミリくらいの長さ出ししかできないということです。
やはり強度ではスカルプはダントツに硬いのでネイルベッド(爪のピンクの部分)から5ミリ以上の長さを出したい人にはスカルプチュアはオススメです。
どちらにもメリットもデメリットもありますが、ジェルで痛んだからスカルプというよりは、しっかりと状態をみて治してくれるネイリストさんを探すのが第一だと思います。